令和2年の門前掲示


令和2年5月の門前掲示


 「自分が元気になる一番の方法は、他の誰かを元気にすることだ」

 アメリカの小説家、マーク・トウェインの言葉です。

 人のためになることをすると幸福度が増すという事は、科学的にも証明されているそうで、イギリスのケンブリッジ大学において、参加者に朝、一定のお金を与えた上で、グループを二つに分け、一つのグループは自分のために、もう一つのグループはほかの人のために午後5時までに使わせる、という実験をしたところ、ほかの人のために使ったグループの方が、幸福度が有意に上昇した、という結果がでたそうです。

 仏教には「自利利他円満」という言葉があります。自利とは自分の利益のこと、利他とは他人の利益のことをいいます。自分にとって善いことが他人にとっても善いことにつながるという意味です。
 曹洞宗の開祖、道元禅師も「他人の利益を先とすると、己の利が損なわれてしまうと考えがちであるが、そうではない」とおっしゃっています。

 理屈抜きで、他の人のためになる事をするのは気持ちの良いものです。是非お友達を元気にして自分も元気になりたいものです。






令和2年4月の門前掲示


 「今日という日は今日限り 」

 新型コロナウィルスの流行により、楽しみにしていた行事が中止になってしまったりして、家にいる事が多くなりがちな方が多いのではないでしょうか。
 そんな日は、ついぼんやりテレビを見てしまったり、テレビゲームをしてしまったり、時間を無駄に使ってしまいがちです。

 「今日という日は今日限り」は、幕末の武士、吉田松陰の言葉です。ある年のお正月、兄の杉梅太郎から「今日ばかりは一日だけ学問を休もう」と提案したところ、松陰は「今日という日は今日限りで消えていきます。この貴重な今日を無駄に費やすことはできません」と答えたそうです。

 当然の事ながら、今日という日は今日しかありません。昨日も今日も見た目はそっくりかもしれませんが、全く違う日です。そして昨日はもう消えてなくなっています。一日いちにちを大切にしたいものです。






令和2年3月の門前掲示


 「なにもないから なんでもできる」

 ニンテンドースイッチ「あつまれ どうぶつの森」のCMで使われていた言葉です。

 ゲームの内容についてはよくわかりませんが、CMによると、このゲームは最初は何にもない島なのですが、それを自分の好きなようにカスタマイズしていくゲームのようです。

 わたしたちは、つい持っていないことを理由に「できない」と思いがちですが、実は何も持ってないという事はとても身軽であり、何でもできる可能性を秘めているんだと思います。そもそも私たちは裸一貫でこの世に生まれてきたんです。

 卒業のシーズンで、この春から新しい生活をはじめる人もいるでしょう。
 何もないところから、何かをはじめるというのは、不安もあると思いますが、とても素敵な事だと思います。

 ぜひ、なにもないから、なんでもできるんだ、と思って頑張ってみてください。






令和2年2月の門前掲示


 「鬼はおらん 鬼をつくる心がこっちにある」

 浄土真宗の僧侶、仲野良俊の言葉です。
 節分の夜に「鬼は外」と言って、外に向かって豆をまきますが、実は「鬼」は自分の中で作り出しているのです。
 自分の心の中にある、愚痴の心、ねたみの心こそが鬼なのだと思います。

 息子が保育園に通っていた時の話ですが、節分の日の夕方、息子を迎えに行ったらみんな頭の上に紙で作った鬼のツノを付けていました。話を聞くと「ぼくは、食いしん坊オニだ。○○ちゃんは泣き虫オニなんだ」などと言っていました。節分の行事と遊びを通して先生が、自分の中の「オニ」を探しだし、それを退治するという教えをしていたんだと思います。良い思いつきだなぁと感心したことを思い出しました。(ツノがガムテープで付けられていて、家に帰ってから取るのに苦労しました)

 最後にこんな言葉も。 『ぬけぬけと 「鬼は外」とは その口で』





令和2年1月の門前掲示


 「今から始めてみればいいじゃない」

 アイドルグループ「嵐」さんの「A・RA・SHI」という楽曲の歌詞からです。
 昨年の年末、いろいろなテレビ番組をはしごして見ていたのですが、NHKの紅白歌合戦を見ていたら、この歌詞がちょうど目に入りました。
 そうだよな、いままでダメでも、今、ここからはじめればいいんだよね、と思いました。

 歌の中にこんな歌詞もありました「勇気を出して今飛び立とう」

 令和2年新しい年をむかえました。何かを始めるには良い機会です。勇気を出して、今からはじめてみればいいじゃない。




戻る