門前掲示板


令和5年3月の門前掲示


「何でもない日が 思い出になる」 
 
 明治安田生命のCMで使われていた言葉です。小田和正さんの歌に合わせてありふれた日常を切り取った写真が映る、あのCMです。

 「また今日もこれか」と思っていたような事が、ある日を境に急にできなくなってしまうような経験は、どなたにもあると思います。
 私には大きく成長した子供がいますが、「最後にこの子と手をつないで歩いたのはいつだったのかなぁ」とか、「最後に家族全員でそろって食事をしたのはいつだっただろう」などと考えても思い出せない事が多いものです。私の親やきょうだいについても同じです。学生時代に毎日のように会っていた友人とも、今は年賀状だけだったり連絡がつかなくなったりという事もありますよね。もっと家族や友人との時間を大切に過ごせたらよかったなと思います。
 今月は卒業の時期でもあり、「何でもない日が思い出になる」という事を実感する時期でもありますね。

 禅語に「日日是好日」(にちにちこれこうにち)という言葉があります。どのような日であっても、それはかけがえのない大切な日である、という意味です。毎日毎日を大切にしたいものです。






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