門前掲示板


令和3年7月の門前掲示


 「自分の機嫌は自分で取る。人に取って貰おうとしない」


 「機嫌」はもともと「譏嫌」と書く仏教の言葉だそうです。
 「譏嫌」とは「そしりきらう」の意味で、世間からひんしゅくを受けないように気をつけるようにという僧侶の戒律であったそうです。
 そこから相手や自分の気分の良し悪しという意味にかわっていきました。

 さて、機嫌を悪くして、他人に当たったり、他人にとりなしてもらおうとすることがありますね。
 でもその機嫌の悪さの原因を考えると、例えば自分が夜更かしして眠いとか、自分がやりたくないことをしなくてはならない、とか自分にとって都合の悪いことを言われた、など、
自分に原因があるんですよね。その自分が作った機嫌の悪さを他人に何とかしてしまおうとするのは自分勝手な話ですよね。

 曹洞宗の開祖、道元禅師は、坐禅中の心の持ち方として「心意識の運転を停め、念想観の測量を止めて、作仏を図ること莫かれ。」と示しています。沸き起こってきた思想に対して、
次々と考えを進めてみたり、何か目的を掲げたりしないようにすることだとおっしゃっているのです。
 自分が受け止めた現象に対し、ああだこうだとこねくり回すのではなく、見えた/聞こえたでストップすれば、心は安定したままです。

 自分の機嫌は自分で取り、人に取らせないようにしたいものです。







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