「思い出ばかり積み重ねても 明日を生きる夢にはならない」 カサブランカ・ダンディ 阿久悠 1979(昭和54)年2月(今から47年前!)に、沢田研二(ジュリー)さんが歌いヒットした曲「カサブランカ・ダンディ」(詞:阿久悠)からです。 イントロで手に持ったウイスキー瓶の中身を口に入れブワッと吹き出すシーンはかっこよく、当時小学生だった私もよくまねをしていました。 歌の内容自体は、気持ちが冷めてしまった女性と別れることのできない気障でカッコ悪い男の歌のようですが、紹介した部分が仏教っぽいなと感じ今月の言葉としました。 昔の楽しかった思い出は、時々思い出せばその時の活力になるものと思いますが、「あの時はよかった」「あの時に戻りたい」などといっていつまでもしがみつくのは、苦しみとなります。過去の武勇伝を若い人たちに語ったところで煙たがられるだけです。 「あの時はよかった」「あの時に戻りたい」という執着を手放してこそ、未来への夢につながるのだと思います。 過去にとらわれず、その時その場でするべきことをしっかりおこなうことが大切だと思います。 |
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「幸せを届ける人が一番の幸せ者」 曹洞宗の修証義というお経に、 「愚人(ぐにん)謂(おも)わくは利侘を先とせば自らが利省かれぬべしと、爾(しか)には非(あら)ざるなり、利行は一法なり、普(あまね)く自侘を利するなり」(他人の利益を先とすると己の利が損なわれてしまうとばかり考えがちであるが、そうではない。利他行を行ずれば廻りまわって結局は自他共に等しく利益を蒙(こうむ)ることを知るべきである)とあります。 人の喜ぶ顔を見る事で幸せになることができると思います。また幸せや親切は伝染します。あなたが誰かを幸せにすれば、それは別の人へと広がり、結果として自分にも返ってくるのだと思います。 他人には親切に、また親切にされたらお礼を言い、その幸せを他の誰かにも届けましょう。 一方で「私はこんな良い事をした」と言って自慢をしたり、見返りを期待したりしては、せっかくの善行が台無しになります。「親切をしたら忘れる」の気持ちで幸せを届ける者になりたいものです。 |
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